2020年12月31日木曜日

今日も明日も

 今日の朝作業を開始する時間は月の明るい光に照らされて
「ああ、またひと月たったんだな」なんて思っていました。
だけど前回見た満月がひと月前のものなのか、ふた月前のものか
定かではありません。


日中は晴天に恵まれお二人さんも時々寝たりしながら穏やかに過ごしました。
今日は大晦日ですがお二人さんはそんなことも気にせず、毎日淡々と食べて
出して寝て起きて不満を口にすることなく嘘もつかず生きています。
動物が愛おしいのはそんなところかなと思います。

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
なんて私も動物なのに人間ですね。


2020年12月27日日曜日

久しぶりの簡易電柵

 昨日は所用で朝から夕方まで上の小屋でお留守番してもらいましたが
お二人さんは良い子にしていてくれて何事もなく安心しました。

今日はそのご褒美に、わずかに緑色で残った草がある場所を簡易電柵で
囲って自由に食べさせてあげました。


11時から16時くらいまで放しておいたので、お二人さんは
大満足だと思います。食べた量はそれほど多くないと思いますが、
馬の習性として少しずつずーと食べているという状態が良いとので
理想的なお昼ご飯になりました。

電柵も怖がることのなく、それでも近づかずに上手に機能していました。

2020年12月19日土曜日

今日もなんだかんだ

 乾草を運んだり、馬糞堆肥を切り返したり、なんだかんだしていたら
今日も日が暮れました。明るい時間が少ないと、できることが限られるので
損をした気分になりますが、それだけ休める時間が増えると考えれば
それも良いのかなと思います。

お二人さんは


朝の一番寒い時間は体を丸めてスヤスヤタイムです。

2020年12月12日土曜日

地面に広げる

 田んぼ馬場で餌をあげる場合は直径50cmくらいの桶に入れて
それを地面に置いてあげます。人間の感覚からするとそのまま
桶に顔を突っ込んで食べれば良いと思うのですが、ほとんどの場合
食べ始めて間も無く、餌を桶から出してしまい地面に広げます。
   

お二人さんもそうですが多くの馬が乾草をあげると、底の方に美味しいものが
あるんじゃないかと思うのか、上っ面を鼻先でよそに飛ばして下の方から
食べるようです。もう一説は地面に広げたほうが自然の草を食べている
雰囲気になるから。どちらも人間の発想なので本当のところはわかりません。

2020年11月29日日曜日

ご褒美は竹

 涼しくなってというか寒くなってきて、お二人さんももりもりと食べ
ますます元気になってきました。力を発散させるため、人間の運動のために
入念に乗り運動をし、お二人さんもそれに応えてとても良い動きでした。
運動後にはご褒美として伐採した竹を田んぼ馬場に入れてあげました。


竹の枝についている葉っぱを咥えて引っ張って引きちぎって食べます。
食べにくいので時間がかかって馬にとっては少しずつに食べることになるので
良い給餌だと思います。


最終的には葉っぱは一つ残らず食べられてきれいになりました。

2020年11月23日月曜日

主屋裏の高木

 今年は台風が来なかったので何事もありませんでしたが
長い間、大雨による主屋裏の土砂崩れが心配事の一つでした。
崖の上にある高木が土砂崩れと共に屋根に覆いかぶさって
来るのではないかと。

鬱蒼としていてどこが幹なのかもわかりません。
これを今週、植木屋さんに頼んで枝払いしてもらいました。
その結果がこれ。


夕方撮影したのでなんだか同じ場所とは思えませんが、
随分スッキリしました。スッキリしたのは良いのですが、
払った枝は持ち帰ってくれるわけではなく大量に山積みとなって残りました。


これでもほんの一部ですが、奥には堆肥のコンテナの置き場があり、
軽トラが入れないので、このままにしておくわけにはいきません。


そこで、この山を細かくチェーンソーで切り分け軽トラに積みました。


積んでどうするのか。
冬に外仕事をする方が焚き火で暖をとるということで薪に使用していただける
ということで、そちらまで運びました。
都会では木を燃やすことはできないと思いますが、このあたりでは
生活手段として焚き火で暖をとることは普通に行われています。
温暖化問題はありますがこれをゴミとして公共機関に処理を任せるのも
かえっておかしいような気がします。

ところでお二人さんは今日もお客さんにおやつをいただき大満足でした。





2020年11月22日日曜日

11月22日

今日は28回目のAnniversary。
何のAnniversaryかは別として、お二人さんの生活を優先させいる
我が家としては、どこかへ出かけるのではなく家で何か変わったことをと
思い近くのピザ屋さん(こんな田舎でもなぜか近くに窯焼きのピザ屋がある)
のテイクアウトで 二枚のピザを買い、山の上からお二人さんの様子を見ながら
ランチタイムを過ごしました。


この写真にもお二人さんは写っています。拡大して探して見てください。
世の中は様々な困難がはびこっていますが、人間も動物に立ち返って
受け入れることは受け入れて、不満ばかり主張するのではなく
なるようになりながら生きていくことが重要なのかなと思います。
自然の中でご飯が食べられる幸せを満喫しました。

2020年11月15日日曜日

千客万来

 というほどではありませんが、今日はうちにしては多くのお客様が
いらっしゃいました。
まずは朝05:00に朝の作業のお手伝いにお二人が来てくれました。

餌やり、水桶の水交換、馬糞の始末など全般を手伝っていただきました。
これは私たちが緊急時に世話ができない時のためのお手伝いをお願いする
ためと、彼らも馬に興味があり世話の仕方を知りたいという両者の意思が
合致したことで成り立っていいます。

そして世話のあとはお二人さんに乗っていただきました。

                   

二組目は近所の駐在所前任のおまわりさん家族。


駐在していた頃から時々お二人さんに人参を持って来てくれていたのですが
異動で少し遠くなってからも、そして当時はいなかった娘さんを連れて
三人家族で来てくれます。

そして夕方は近所の方が冬のエンドウ豆の種まきの前に堆肥を畑に入れる
ということで取りにいらっしゃいました。堆肥のお礼にと大根、ねぎ、
柿などをいただきました。


お二人さんはいらっしゃった方に愛嬌を振りまき、人参をもらって幸せな
一日だったと思います。

2020年11月7日土曜日

小屋周り 柵修理

今日は一日中どんよりとした曇り空でした。
何日か雨も降らず地面も乾いてきたので、以前から修理せねばと
思っていた上の馬場入り口の柵修理をしました。


杭の根元が腐ってグラグラになっていたので、撤去して新しい杭を打ち込み
横木を取り付け、電柵の金具を付けて完成。


同じような写真で何が変わっているのかあまりわかりませんね。
だいたい同じ位置から撮影しようと思って適当に撮りましたが
思いの外ほぼ同じ位置から撮れていて、余計に同じような写真に
なってしましました。


"まい"に隠れる"けい"。

2020年10月31日土曜日

運動会の交通整理

 今日は先々週に続き交通安全係の出動日でした。

小学校の運動会の交通整理です。数年前に小学校が統合され一校となったため

ほとんどの子供達は学校が徒歩圏内でなくなりスクールバスで通学、

したがって応援の家族も車で来ることになります。小学校の近くには

町役場や公共の施設がありそれらの駐車場に車が集中するので交通整理が

必要というわけ。


それでも車が混み合うのは開始前のほんの20分程度。それを過ぎれば

写真のように道路に車がいない長閑な風景に戻ります。

小学生の数も減り過疎の町はこれからどうなっていくのか。

人口が増えることを望んでいるわけではありませんが、町を維持していける

だけのラインを下回るようなことがないといいのですが。


久しぶりにお二人さんい野菜が届きました。

到着前に「Kさんが野菜持って来てくれるよ」と二人に言っておいたからか

軽トラが到着して止まる前からブフブフと鼻を鳴らしながら興奮し始め

野菜が投げ込まれると必死になって食べていました。飢えた人のように。

ちなみにちゃんと三食+αのご飯はあげています。



2020年10月24日土曜日

もう少しで とどく

 結局今週もスッキリしない天気が多かったのですが、今日はやっと

秋らしくなってお二人さんの食欲もさらに増してきたところ、

柵の外に残っている草をどうしても食べたくてグイグイと...


"まい"にとっては「とどいた !!」という喜びでしょうが、写真左上に注意。

この状態では上の横木が"まい"の背中で強く押され、


やはり折れてしまいました。やれやれ、また修理。

馬飼いはこんなことの繰り返しです。

好きでやっているので気になりませんが。


今日は久しぶりに近所におじいいちゃんの家のあるKちゃんが

遊びに来ました。最初に来た頃はまだ小ちゃかったのですが、

もう小学一年生になったと。早く感じる+自分があまり変わっていないと

思うということは、成長が止まってしまったということかなと思います。

体はともかく心は成長を止めたらいけないなと思いつつ

変わらぬ毎日を過ごしています。

2020年10月18日日曜日

久しぶりの青空

 今日は交通安全係の出動日で交差点のミラー掃除の日でした。

ここ一週間以上、長く雨が続き暗い毎日でしたが、

今日は時折青い空が見えました。


ミラー掃除は午前中11時ころに終わり、その後はお昼ご飯や休憩を
挟みながら延び延びになっていた馬糞堆肥の移動作業をしました。

そして午後4時ころ、少しですがお二人さんに乗りました。
先週末は2日とも雨で乗れず昨日も雨で乗れなかったので、
疲れていましたが少しだけ跨ろうと思い乗ったところ、
馬に乗ると疲れが取れて元気になりました。
お二人さんのおかげで元気に過ごすことができます。


2020年10月11日日曜日

念入り

 結局今日も一日中霧雨が降っていましたが、お二人さんは連日の雨で

小屋にいる時間が長くなり鬱憤が溜まってきたので、朝から田んぼ馬場に

おろしました。


無口を取って放すなり"くるくる"と転がりはじめました。

いつも通り"けい"はあっさり"まい"は丁寧に体を擦りつけます。

"まい"の場合、雨の中でも外で立っていることがあり、背中が

びしょ濡れになり今日は特に念入りに転がっていました。

少しは発散できたと思います。


2020年10月10日土曜日

"まい" 11年

今日で"まい"がうちに来て11年が経ちました。


今日は一日中雨で、草も食べられず「つまんないな」という感じ。


時々"けい"の方に来てちょっかいを出して気晴らし。


この一年も健康で過ごしてくれました。
来年もこう言えるように、変化を見逃さないよう毎日接したいと思います。


2020年9月26日土曜日

スズメバチ駆除

先週話題にしたスズメバチ。業者に来てもらい駆除することにしました。



巣の入り口に粘着マットを置いて帰ってくる蜂を仕留め、玄関内側の天井を
切り抜いて屋根裏の巣を取るという算段。
さすがにプロの仕事。2時間ほどの作業で見事巣を取り出しました。


直径約40cmの大きな巣ができていました。業者さんによるとこれでも
普通サイズで特に大きいわけではないそうです。4ヶ月くらい経っている
だろうとのこと。これで一安心。



田んぼ馬場から小屋に帰るお二人さん。
"けい"はノロノロと歩いて帰りますが、"まい"はさっさと先に行って
しまいます。"けい"はなぜか引き綱で引かれて歩くときはいつも
ゆーーっくりになります。

2020年9月21日月曜日

スズメバチ

 一月くらい前からスズメバチが散見されていたのですが、だんだん数が

多くなってきて屋根瓦の漆喰が崩れてきたところ入り込んで大きな巣を

作ってしまったようです。(雨樋受けの上あたり)


今のところ人を襲ってくることはありませんが、車のエンジンをかけると

反応して寄ってくるので、窓は開けられません。

巣が見えていれば危ないですが何とかしようがあるかと思いますが、瓦の下に

入り込んで巣を作っているので、これはプロに駆除をお願いするしかない。

凶暴化する前に何とかしたいところです。



この時期はまだアブがいるのでお二人さんには辛いですが
草をもりもり食べて元気にしています。


2020年9月5日土曜日

藁集めの一週間

 先週の土曜日に稲刈りの手伝いをして、今週は天気も良く藁の回収が

捗ると思っていましたが、天気予報が変わって今週は時折雨が降る不安定な

天気でした。それでも水曜日に夏休みを取り一日ひっくり返す作業をし

(時々通り雨が降り注ぐ中)、せっかく乾いた藁が翌日の雨で濡れないように

夕方6時からの一時間で頑張って回収したり、藁一色の一週間でした。


そして今日も午後から雨が降る予報だったので、午前中に一生懸命乾いた

藁を集めました。そして今日も軽トラ一杯になりました。

雨が降れば藁が濡れて回収できないし、日が照れば暑くて汗だらけになるし

ちょうど良い具合にというわけにはなかなかなりませんが、それでも

こうしてお二人さんのためにいろいろなことができることに幸せを感じます。

2020年8月30日日曜日

稲刈り 手伝い

 毎年藁をいただいている田んぼの稲刈りが始まりました。

この辺りでは遅い方ですが、今年は当分雨は降らない予報なので

藁を集め終わるまで順調にいくことを願っています。


昨日は手伝う方がいらっしゃるということで、私は行かない予定でしたが
朝電話が入り、その方がぎっくり腰になってしまったということで
急遽お手伝いに行くことになりました。


私の役割はコンバインで脱穀された米を乾燥機に入れること。
そして機械では刈れない隅の方や倒れてしまった稲を手刈りすること。


暑い1日でしたが収穫に携われたという意味で満足感のある一日でした。


お二人さんは暑さにも負けず元気にしています。



2020年8月23日日曜日

固定観念

 暑くなると毎年馬小屋では少しでも涼しくなるように扇風機を回します。

これまで"けい"の部屋はコンセントの位置の関係から扇風機を置く位置が

遠くなってしまい今ひとつ風が届かない状態でした。

そこで思い切って仕切りの壁を取っ払いました。

これで"けい"が小屋の奥にいても十分風が届くようになりました。

この壁は5年前にここに引っ越してきた時に作ったもので、壁のある状態が

普通になってしまい、一枚の板を外すという簡単なことがなかなか

思いつきませんでした。頭が固くなりかけているようです。

これは昨日の朝7時ころ、濃い霧に覆われ高原のようでした。

2020年8月15日土曜日

季節感

 午前8時頃の様子。(音をお聴きください)

ミンミンゼミとツクツクボウシとヒグラシが共演しています。

ツクツクボウシは夏の終わり頃に出てくるようなイメージだったのですが

今年は暑くなったらすぐに鳴き始めました。

お二人さんを悩ますアブも今年はある種類のものは出始めるのがかなり遅く、

こちらは助かりました。

気候変動と関連があるのだと思いますが、季節感も柔軟に変えていくことに

なるのかなと思います。

        


2020年8月2日日曜日

梅雨明け

この辺りの地域でもやっと梅雨が明け急に真夏になりました。
とは言っても長雨で水分をたくさん吸った田んぼ馬場は簡単には
乾くことはなく乗馬するのには不向きなので外に乗りに行くことにしました。


いつもの用水路脇の道を行くと、田んぼの稲穂は早くも首を垂らし加減にして
順調に育っているようです。


昼間山の上の草刈りをしているとお客さんが来ているのが見えました。
以前近くの駐在所にいて今は転勤してしまったお巡りさんの親子が
人参をお土産にお二人さんに会いに来てくれました。

暑くなるとアブも増えて、日中はお昼頃までしか田んぼ馬場に
居られなくなってしまいます。梅雨から夏にかけてお二人さんには
厳しい季節が続きます。

2020年7月26日日曜日

泥好き

今日の天気予報は日中ずっと雨だったのですが、全く外れて時々日差しが
ある暑い1日でした。連日雨だったのでお二人さんは小屋で過ごすことが多く
つまんないなという表情でした。



今日は久しぶりに長時間、田んぼ馬場で過ごすことができて、
二人とも思い思いの過ごし方でした。


"けい"は大雨で水たまりになった部分で球節(蹄の上の握りこぶしのような
骨の部分)の上まで水に浸りながら佇んでいました。時々アブを払うため
足を使ってお腹を払うので、泥水が体にかかってすぐに汚れてしまいます。


"まい"は食いしん坊なので佇むのではなく、ドロドロになろうとあくまでも
柵の外側にある草が目当てです。

馬が何を考えているのか知りたいということが馬を飼っている
目的の一つですが、深い水たまりに踏み入れて佇む姿を見ると、
馬が何を気分が良いことと思っているのか、なぜそう思うのか
いまだに全くわかりません。