2024年1月21日日曜日

梅一輪開花

 大寒も過ぎ午前中は肌寒い雨降りでしたが、ほんの少しだけ
春の気配が感じられるようになりました。
 梅の木には蕾が増え、その中から可愛い白い花が顔を出しました。
地面の枯れ草の間からも新しい草が芽吹き始め、その短い草を
お二人さんが必死に食べています。






2024年1月14日日曜日

寒い朝

 昨日は午前中は青空が眩しい気持ちの良い晴天でしたが、
午後からは雲がまたたく間に拡がり、夕方には雨、
そして雪と変わりました。夜遅くには止んだのですが、
今朝、馬場には雪が少し残り、カチコチに凍っていました。
 お二人さんは早朝、田んぼ馬場に下りると、早速そのカチコチの
冷たい地面で寝転がり、身体をこすりつけていました。
見るからに寒々しく、痛そうでしたが、本人たちは気持ちが
良かったのでしょうか。
 日が昇り、暖かくなると"けい"はリラックスして、
丸焼きになって眠りこけていました。





2024年1月8日月曜日

文字を持たないということ

 早朝はラジオを聴くことが多いのですが、少し前に印象に残る話が
ありました。タイやラオスの森に住む少数民族のムラブリ語を
研究している人の話です。文字を持たない彼らの言葉は歌うように美しく、
次第にその言葉に魅せられていったそうです。そして自分自身もムラブリ語を
話すようになるにつれて、自分の身体感覚に変化が現れたそうです。
 その一つが「遠くを見る」ようになったということだそうです。
確かに、人の話す言語はその人の行動に変化をもたらすような気がします。
例えば、普段は物静かな人が英語を話すと、大胆で明確な意思表示をする
事があります。
 馬は言語は持ちませんが、ボディーランゲージで明らかに仲間に意思を
伝えています。お二人さんも身体の動きや耳の方向で、親愛の表情や威嚇、
怒りも表しています。自分自身はまだまだ本当には馬の言葉は分かり
切っていません。永遠の課題です。
 ただ、馬と暮らすようになって、お二人さんといる時は自分の身体が
少しだけ、馬になったような気分になります。
 遠くで聞こえる物音に耳をすませたり、風の音、匂いに感覚を集中し、
危険が迫っていないかと想像するようになりました。



2024年1月1日月曜日

2024年 スタート

 新しい年を迎えました。
今年もお二人さんと近くの神社に初詣に行ってきました。
神社を経由しての一時間位の外乗です。
 この辺が人通りの少ない町とはいえ、敷地内で乗るのとは違って
様々なことに注意を払って乗らなければなりません。
車も通ります。自転車や散歩中の犬に遭遇するかもしれません。
子供達の声も聞こえます。
 また、人間にとっては何でもないものが、馬の視覚や聴覚からは
危険なものに感じられて、立ち止まったり進もうとしないこともあります。
幸い、そのように進まない時はお二人さんのどちらかが前に出てリードし、
協力し合って難局を切り抜けました。
 神社では麓のところで手を合わせ、人馬の安全を祈願しました。
誰もいない土手では速歩で風のように疾走しました。
今年の力試しも無事に達成することが出来ました。
 お二人さんと、目に見えない大きな力に感謝しきりです。