2017年12月24日日曜日

二面性

以前有名な作家の講演を聞くことがあり、その中で印象に
残っていることの一つに、物事はなるべく一つの方向から
見るのではなく、反対からも見た方が良いとおっしゃって
詩を例に話していました。

*たのしみは まれに魚烹て兒等(こら)皆が,うましうましといひて食ふ時
(橘曙覧 独楽吟)
朝焼小焼だ大漁だ。大羽鰮(おおばいわし)の大漁だ。
 浜はまつりのようだけど、海のなかでは何万の鰮のとむらいするだろう。
(金子みすゞ 大漁)

どちらが正しいとかではなく、答えは一つではないこともあるという
ことでしょうか。

今日も柵の修理をしました。

   

いつものように"まい"現場監督のチェックを受けて修理開始。

   

修理中もすぐ向こうで"けい"が柵をかじって「やめてくれ」と叫ぶ。
そして下の二枚の写真。

   

柵の外側からと

   

同じ部分の内側から。
かじられた部分の外側から横木を補強しました。
外側から見ると普通の横木で、内側から見るとかじられた横木。

こんな作業をしながら偏らない多面的な考え方ができるような
人間でありたいなと思うのでした。


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